星川杉山神社

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宮司さんのおはなし 第1回

〝神さまとともに暮らす〟ということについて、みなさんはどのようにお考えでしょうか。神さまは決して私たちからかけ離れた存在ではありません。では神さまをもっと身近に感じ、私たちはそのご加護のもとに生きているのだと実感するためにはどうすればよいのでしょう。

この『おはなし』ではそうしたことを大きなテーマに、神さまと暮らすことの意義についてお話ししていきたいと思います。まずは、私が宮司を務める星川杉山神社の紹介から始めましょう。

古くから霊験あらたかな明神さまとして信仰されてきた星川杉山神社は、横浜市保土ヶ谷の高台に鎮座しています。昭和の時代に入るまで周囲は一面の麦畑、境内には杉と松の木が折り重なるように密集していて日光も届かないほどでした。遠くから眺めたときには、これらの木々で境内全体が真四角に見えたそうです。そう、まるでお正月にいただくおせち料理の重箱のように。そこで昔の人たちはこれを『重箱山(ジュウバコヤマ)』という愛称で呼び、自分たちの守り神として深く敬いました。
港に灯台ができるまで「杉山大明神の重箱山」は、横浜港へ入る船の目標にもされていました。そのため星川杉山神社には農家の方々をはじめ、船員や漁師など海で働く方のお参りが絶えなかったといいます。また戦時中には、星川から天王町、帷子へ至る地域が全焼したにも関わらず、神社の裾野にだけは不思議と火が及ばなかったのだとか。このようにして星川杉山神社は、ご神徳の強いお社として長きにわたって親しまれてきました。

星川杉山神社がお祀りしている神さまは、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)です。災いを取り除き、勝利を収めるご神徳を備えていらっしゃいます。また愛情の強い神さまとしての逸話も多く、縁結びのご神徳を賜りたいとお参りにいらっしゃる方もあとを絶ちません。

厄除けや交通安全、合格、開運など、参拝される方々のご祈願内容はさまざまですが、そもそも人生とは自分の力で障害を乗り越え、自分自身に打ち勝って目標を達成していくものです。そうした意味において日本武尊さまは、人生を切り拓いていきたいと願うすべての方にご神徳をもたらす神さまだといえるでしょう。
現在、星川杉山神社には私のほかに四人の神職が奉仕し、お参りにいらっしゃる方々とのご縁を大切にしています。みなさんもぜひ一度、この高台の神社へ足をお運びください。

神さまのご加護のもとに、すべての方が健やかで幸福な人生を歩まれますように。

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