初開催！新嘗祭を楽しむ行事に

毎年11月23日に新穀の収穫を神さまに感謝する神事として、全国の神社で行われる「新嘗祭」

五穀豊穣と、国家国民の安寧を祈る一年でもとても重要な神事で、宮中では天皇陛下が斎主となり執り行われています。

神社での新嘗祭は一般的に、農耕従事者や神社総代参列の元おこなわれるものですが、当神社ではこの日を、一消費者である私たちが自然の恵みに感謝する機会にしたいと考え、「みんなで新嘗祭」という行事として今年から開催しました。

その様子をお伝えします。

収穫物をお供え

お知らせしたところ、趣味で畑をされている方々や農家さんから、またご自身の畑は不作でという方が、お知り合いの農家さんに声を掛けて届けて下さったり、ご実家からこの日の為に送っていただいたりと、沢山の作物をお供えいただきました。

当日はベランダのミニトマトを持ってきてくれた子も。

とても有難いことに、気持ちのこめられたお供えをすることが出来ました。

落ち葉掃き

箒で境内を掃いたり、枝を集めたり。大人も子どもも奉仕に勤しみます。

パチパチ　メラメラと燃える炎を見入っている大人、多数。

焚き火の出来る場所が本当に限られた場所となった今、大人にとっても癒しの時間となったようです。

大人が炎に夢中の間、子ども達は「燃料足りないよね？」と更に枝も集めます。子ども達は実は働き者です。

火が落ち着いたら落ち葉とサツマイモを投入！大量の落ち葉でじっくりと焼きました。

奉仕の後は格別に美味しい。サツマイモは仏向町の農家さんから購入させて頂いた紅ハルカ。とても美味しく頂きました。

祭典

正午に新嘗祭を斎行。例大祭以来となる神職による雅楽の演奏も行いました。

社殿にお供えした稲穂は、しめ縄作りやしめ飾り作りのわらしべさんからお借りしました。

お供え物をお持ち下さった方、当日境内掃除の奉仕をして下さった方、新嘗祭に参列して下さった方のお陰で、まさにみんなで【みんなで新嘗祭】を行う事が出来きました。有難うございました。神職一同御礼申し上げます。

楽しかったですね。また来年。